胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~


見上げた青空には、いわし雲。


その中に吸い込まれるような俺と隆介のタバコの煙。



「やっぱ、お前にはゆかりちゃんが合ってる。麗奈に乗り換えろなんて言って悪かったな…昨日、美亜から詳しく聞いたんだ。お前らのこと。」


隆介は、切れ長の目に高めの鼻、薄い唇がほんのり赤い。


女を何人も自分の物にできそうないい男なのに、実際は恋から逃げてる。


「いいよ…麗奈のこと教えてくれてありがとう。もし、あの手紙を信じてたら、俺…また間違いを犯してたかもな。でも、今の俺とゆかりはもう大丈夫なんだ…」


目を合わさずに話したのは、照れ臭かったからって理由と、隆介を照らす太陽があまりにも眩しかったから…


「ゆかりちゃんも、ずっとお前を想ってたって…離れてるときもずっとお前の事ばっかだったらしいじゃん…俺は、お前みたいにはなれねぇな…羨ましいよ。」



隆介は、タバコの灰が落ちそうになっていることも気付かないくらいボーっとどこかを見つめてた。


「隆介なら変われると思うけど…美亜ちゃんのこと、ちゃんとどうにかしろよ。」


隆介は、落ちた灰を見ながら…またいつものように笑って席を立つ。



「男相手にこんなこと言うのも、相当きもいけど…俺、卓弥のこと親友だって思う。これも、美亜のおかげだと思う。今までの俺なら、言えねぇ言葉…」



隆介…


俺も同じように感じてた。



楽しく遊ぶ仲間はたくさんいる。


ふざけて笑って、ハメ外す友達ならいくらでもいる。




だけど、恋愛の真剣な話や…


誰にも言えないような話を


お前になら言えるって思う。




この歳になって、『親友』って心から思える奴に出逢えたのかも知れない。





照れ臭そうに髪を触りながら、手を上げて隆介はその場を離れた。





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