胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
ベンチの背もたれに全体重をかけ、空を見上げた。
3階の窓から、俺を見てる奴。
麗奈……
このままにしておくべきか
どうして嘘ついたんだと詰め寄るのか…
争い事は好きじゃない。
だけど、
やっぱり、麗奈にはちゃんと言わなければならないことがある。
俺は手を振って、麗奈を見た。
胸が痛かった。
俺を見て、物凄く嬉しそうな顔をする麗奈が…
気持ちはよくわかるから…
好きだって気持ちは、人を悪魔にも天使にも変えてしまう。
わかる。
麗奈も本当は優しくて、正直な子だ。
だけど、恋愛は人を変えてしまう。
…俺だって…
野間のこと、憎くて仕方がなかった。
どんな手を使ってでも…あいつをゆかりから離したかった。
嘘でもなんでもいいから、
ゆかりが野間を嫌いになる方法を考えた。
それくらい、麗奈も
俺を好きなんだって思うと…
なんとも言えない気持ちになる。
俺は、見上げた窓から手を振る麗奈に手招きした。
きっと…期待してるであろう麗奈の笑顔。
ごめんな…
俺を好きになってくれた大事な人。
麗奈を狂わせてしまった俺を…
許してくれ…