胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~


エッチな音が響き渡った。




その時



『新垣先生、新垣先生、至急職員室までお越しください』



校内放送…



感じながら、私はたっくんと目を合わせて


笑い合った。



「先生たちもいいとこかもしんないなぁ・・」


「…そう…だね。行くのかな、先生…」



どんどん激しくなるたっくんの息遣い。



天井の模様をじっと見つめながら、たっくんへの愛を再確認した。

何を見ても、たっくんの笑顔が浮かぶんだ。


教室の黒板を見ても、古ぼけた床を見ても・・・

私はいつもたっくんを想う。


大好きな高校で


大好きな人と


エッチしてるんだ…私。




最初で最後の秘密のエッチ…



もうこの高校に来ること、ないんだなぁ…




薄れ行く意識の中で、いろんな思い出が駆け巡る。




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