★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



すっかり黙ってしまった私をみて、晴香チャンは満足気な表情をしていた。



反論しない私。



それは心のどこかで、本当にそうなのかもって思ってしまってる自分がいたから…。



「やめてくれません?高原さんの周りをウロウロするの~?迷惑なんですよね~先パイみたいなのが私の邪魔するのって。」


「そ、そんな…邪魔なんて。」



そんなのないよ。



私の恋はみんなの邪魔なの?



反論しようとした私。



でも、その時…



「遅くなってごめんね、えみチャン?」



ちょうど高原さんが私服に着替えて、裏口の方から出てきた。



「あれ、君は…」


「こんばんはぁ♪よくお店にきてます、晴香です♪」


「あぁ、いつもありがとう!」



高原さんはさっきとは正反対のキャラになってる晴香チャンに笑顔でそう言うと、



「どうしたの、2人。知り合い?」



そう聞いてきた。



するとすかさず晴香チャンは、



「えみ先輩とは、同じ高校の先輩と後輩なんです★」


「へぇ、そうなんだぁ。」



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