★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



それから、外が見える窓際の席に座った私と高原さん。



たわいもない会話をしながら、料理をまつ。



何か…つき合ってるみたい。



窓の外の道路はちょうど帰宅ラッシュで車が連なっていた。



そんな車のライトが流れていくのを眺めたがら、ちょっとした優越感を味わっていた。



ま、どう見たって私と高原さんが恋人同士に見えることはないんだけど。



「はい、お待ちどうさま♪」


「わぁ~、美味しそう♪♪」


「あ~それそれ!私えみチャンのそのキラキラした顔が見たかったのよ~♪♪」



料理を運んできたゆらさんに、そんな褒め言葉をもらってちょっと戸惑いながらも、しっかり料理の匂いを楽しむ私。



じゃあごゆっくりね、そう言ってまた、ゆらさんは厨房のほうへ入って行った。



「じゃあ、食べようか。」


「はい♪いただきまーす♪」



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