★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



私はもう高原さんへの恋心がバレてるついでに、話すことにした。



恥ずかしすぎるけど。



高原さんが私を普通の女の子と一緒な態度をとってくれること、とか。



ライバルがいっぱいいること、とか。



それも、一番の強敵の晴香チャンって子がいてすごくツラい思いをしたこと、とか。



そして、明日高原さんの秋の新作スイーツを食べさせてもらえること。



もじもじと、ただのデブが嬉しそうに話してるのにお兄ちゃんは、笑ったりせずにちゃんと聞いてくれた。



こうゆう優しいところに、鈴は惚れちゃったのかな?



「浮かれすぎかな、私みたいなのが。」



そんなことを言った私に、お兄ちゃんは…



「ばぁか。それが普通だ。大吾はお前の外見じゃなくて中身を見て、接してくれてんだよ。喜んだって別にへんじゃない。」



そんな嬉しいことを言って、頭をくしゃってしてくれた。



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