★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
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「えみ~起きなさ~い。」
朝から響くお母さんの目覚まし声。
無理だよ…眠いもん。
あとちょっとだけ寝たい…。
むにゃむにゃ……
~♪~♪~♪~
二度寝が許される日曜日の朝。
それを阻止しようとする着信音。
ふぁあ~これは私のお気に入りの着うた…
「もしもしぃ…。(眠)」
「おはよ、えみチャン。」
「おはようござ………ふにゃあ!」
朝からとびっきりの甘い声!
大好きな人の声!
一瞬で目が覚める。
「お、おはよ!高原さん!」
「寝ぼけてたな?それに、また名字で呼んだな?」
「あ、つい!」
恥ずかしいんだもん。
「ちゃんと名前で呼んで。」
「う゛ぅ……」
「ほら。呼ばないと、今日のデートでいじわるするぞ?」
え!?そんなぁ!
「おはよ、だ…大吾…さん。」
「ん、よくできた♪」
付き合いだして分かったこと、それは
いつも優しい高原さんは、時々いじわるになる。
それに、
「好きだよ。えみ♪」
「/////。」
私の専属パティシエさんは、
どんなスイーツよりも甘いです。