★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★
珍しく私が遅刻ギリギリだったためか、クラスの男子がからかってきた。
「プー子がギリギリなんて珍しいな!朝飯食い過ぎだのか~?」
「プー子の朝飯は、どんぶり飯から始まるんだろ~?」
「お前それ食い過ぎだろ~!」
男子は好き勝手言ってる。
こんなのいつもの事。
慣れてるから。
慣れてるから、別に気にしない…
気に、しないのに。
なぜか、そうやってからかわれたのがすごく嫌だった。
だから、私…
「私、朝はパン派!ご飯も普通サイズだから。」
ちょっと大きめな声で、バカ笑いする男子に言ってやっちゃった。
珍しく言い返してきた私に、男子は…ううん、女子までびっくりして静かになった。
私は、ちょっとスッキリした気分に嬉しくなった。
そのまま、自分の席についた。