★花よりスイーツ☆スイーツよりあなた★



いや、ホント…見直したわやっぱり。



私のこと…よくわかってるよ、お兄ちゃんは。



うんうん。



「えみ、こんなにゆっくりしてていいの?時間。」


「え?」



私はフレンチトースト片手に、時計をみた。


一瞬にして、幸せ気分が消え去った。



「ゆっくりしすぎたぁ~~~~!!」



早起きして朝ご飯のんびり食べてたら、そりゃ遅刻ギリギリになっちゃうよ!



バカ私!



私は残りのフレンチトーストを頬張って、急いで家をでた。



もう死ぬ気で走りましたとも。



フレンチトーストが胃の中から帰還してきそうでしたとも。



遅刻ギリギリで、教室に滑り込んだ。



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