すき、好き、もっとスキ。



バス乗り込んで、聖都高校に向かう間もニヤニヤした顔が元に戻らない。



だって、だって、だってー!



聖都高校2年っていえば、璃久の学校なんだもん!!!


こんな奇跡有り得なくない?

何度も何度も資料を見つめては、想像してしまう。


高校生の璃久が見れるとか……ヤバイ、顔が。


もし、あたしのバスに璃久が乗って来たら、どうしよう!!



きゃー!!!



なーんて思っていたけど。


現実は、そんなにも甘くはなく。

あたしのバスに璃久の姿はなかった。


ううう、残念。

一体、璃久はどのバスに乗ってるのー!!!




< 19 / 110 >

この作品をシェア

pagetop