夢の続き~天国へのloveletter~(実話)
『いい根性してんじゃん。仲間帰らせて良かったの?』


麗奈は倒れている美和に近付いた


『あんたとあたしの問題だろ?』


美和は足に付いた泥をはたきながら言った


『あんた赤ちゃん殺して卓也を騙したあげく苦しめて一体なにがしたいの?』


美和は赤ちゃんの写真を見ながら黙り込んだ


『お願いだから卓也を楽にさせてあげてよ!もう十分でしょ!』


『じゃあ卓也と別れてよ』


美和は麗奈を睨みつけながら言った


『はぁ〜?寝言なら寝てから言ってくれる?あたしは卓也を愛してる!だからここに来た。別れる気はないから』


『卓也を返してよ!あんたなんかに絶対渡さないから』


今更…なによ…この女


麗奈はあまりにも自己中心的な美和に腹が立ち、もう一発殴ろうと拳をあげたが、さっきとは違う寂しい目をした美和を何故か殴れなかった


『とにかく卓也は迷惑してるから今後へたな真似したら、あたしが許さないから』


そう美和に言い残し麗奈は公園を出た



辺りはすっかり夜が明けて少し肌寒かった






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