心の中がよめちゃう!?
5分後
奈津美が泣き崩れた。
「わ、私が悪いんだ。愛美がこんなことになったのは私のせいなんだ。」
美恵は泣きそうになりながらも、冷静に聞いた。
「さ、さっきからそんなこと言ってたけど、貴方たちの間になにがあったの?」
奈津美はカラン店であったことを美恵と健太に正直に話した。
奈津美に話を聞いたあと、2人して苦笑いをしながらいった。
「まるで、中学生のころの俺らみたいだな」
「え?」
「どういう意味ですか?」
「私も、まったく同じ経験をしたことがあるのよ。」
「え・・・。じゃ、じゃあ。もしかして、事故にあったのも同じとか?」
「えぇ。私も事故にあって、愛美のようにまではいかなかったけどね。」
「も、もしかして、その親友って・・・。」
「そう、貴方の母親、奈津子よ」
「そ、そうだったんだ。」
「じゃぁ、早速愛美に会いに行こうかしら。」
美恵は病院の中に入っていこうとしたが、奈津美に捕まれた。
「まってください。私まだ怒られてません。」
「俺にも怒ってください。怒鳴っても構いません。」
奈津美と良介ははたかれるのを覚悟に頭をさげた。
だが、帰ってきた言葉は
「私たちはそんなことするつもりはないわ。」
だった。
「な、なんで?なんでですか?」
「俺たちは愛美をこんな目にあわせたんですよ?」
「貴方たちは何も悪くないわ。悪いのは、愛美をこんな目にあわせた、ひき逃げ犯よ!」
「で、でも。」
「貴方たちは悪いことをしたかもしれないわ。でも、ここで貴方たちを怒ってもなんの解決にはならないでしょ?
 それに愛美はそんなこと願ってるわけないわ。
 だから貴方たちは、愛美が記憶を戻せるように、一緒に協力してくれれば十分だから。」
「「は、はい!わかりました!」
「じゃ、ちょっとつらいけど、愛美にあいにいくわよ!」
「「はい!」」
ということで美恵、奈津美、良介、健太はランラン病院の中に入っていった。
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