なくした記憶
「なぁ、聞いてきてくんねぇ」

はぁ?

「なにを?」

「…どんな男が好みか」

少なくともお前みたいなのはないな

「なんで俺が、知らない奴だぞ」

「…俺、マジで惚れたんだ、今までにないくらい」

こいつは真剣な目で俺を見た

まぁ仮をこいつに作るのもいいか

「しゃーねぇなぁ」

「サンキュー」

つっても知らない人だからなぁ

俺は少しずつ近づいた

「あの、すい「とッティー!!!」」

とッティー?
レモンティーみたいなあだ名?だなぁ

「お前声でけーんだ「あっ!」

「お前人の話聞いて「秀くん!」

「人の話を…秀?」

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