俺様彼氏は芸能人!?

「ってかまずなんであんな芸能人がこんな学校にいるの?」

「ほら、ここあの人の事務所とかその他諸々のテレビ関係の場所に近いじゃん?だから引っ越してきたらしいよ。噂にはなってたけど、まさか本当だったとはね～」


そうこうしているうちにとりあえず終わり、あいつはまず校長と話さなきゃいけないとかで校長室へ。

取り巻き達は「大輝様ぁ～･･････」とか言いながら遠くへ行ってしまう恋人を見守るように切なげな瞳で奴を見送っていた。

これから毎日会えるでしょうが。

我が友くるみも「はぁ･･･････」なんて色っぽい溜め息をつきながらツインテールを儚げに揺らす。


「大輝様、私たちのクラスに来てくれないかしら」


あんなんと一緒のクラスとか冗談じゃねぇよ?

とか思いつつそんなこと言えるわけもなく。

ガラリとドアを開け、我等が担任が入ってくる。


「お前等いつまでも修学旅行の夜のテンションしてんじゃねぇぞぉ。っとぉ、男子はそうでもねぇみてぇだが。ってか実際問題あれじゃね。白柳よりも俺の方がかっこいくね?」


そう言いながら顎に手を当てる。

多くの女子から色々なものを投げられているけど先生、私はあなたの方がかっこ良いと思うよ。