身長差15センチの関係 3

「いらっしゃい、草壁さん」

で、
鈴璃はその店員に挨拶された

鈴璃の正面に立った店員。
鈴璃は、すぐに分かる。

企画優先のお願いをしにきた生徒だ。

「こんにちわ。企画書で読んだよりもずっと立派なお店ね」

「でしょう」

店員は、ヘラで鉄板を叩く。

「うちの後輩の家の持ち物なんだけどね。あると知ったら使わずにはいられない物よ」

「そうね。こういう時に使うにはぴったりね」

同意する鈴璃。

店員の言い方は大げさだが、確かにこれだけの鉄板があるなら、自分達で使ってみたくなる。

「それで、こちらは草壁さんの弟さん?」

店員が訊く。

< 153 / 179 >

この作品をシェア

pagetop