貴女の隣に僕｡

5月から同じ基礎4のｸﾗｽなんだ｡




基礎4って何って思っただろ??
聞いて驚けよ｡ｴﾝﾀｰﾐｭｰｼﾞｯｸって芸能ﾌﾟﾛﾀﾞｸｼｮﾝに所属してるんだ｡




ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄは甘い物から先に受け付けるぜ｡




女の子なら私を貰ってでも良いよ｡
遠慮なく貰うから｡




･･･さぁ〜せん調子のりました｡




とりあえず真奈ちゃん一緒行くか｡




「うぇい｡真奈ちゃん一緒行こうよ｡」




「あっ川口君おはよぉ｡てか昨日はごめんね｡ﾒｰﾙ､ｼｶﾄしたんじゃないんだ｡ただ､返すのめんどくさくなっちゃって｡」




「なんだそうだったのか!!ちょっと寂しかったな｡」




真奈ちゃん｡めんどくさいも結構ひどいよ｡




事務所に着くとｴﾚﾍﾞｰﾀｰに乗り､ﾚｯｽﾝｽﾀｼﾞｵに向かう｡




「川口君､今日新しいｸﾗｽ発表だね!!」




そう｡先週は事務所内の社内ﾃｽﾄがあった｡




僕はﾃｽﾄの時､だだ滑りしたから上に上がれないだろう｡




真奈ちゃんは休んだから上がれない｡けど､真奈ちゃんいるならいっか｡




ｽﾀｼﾞｵに付いて名札を受け取る｡




そしてﾚｯｽﾝ着とｼｭｰｽﾞを履く｡




着替え終わった真奈ちゃんが来た｡




「真奈ちゃん｡今日も可愛いねぇ｡」




「････｡」




真奈ちゃんは窓から下を眺めてた｡
その顔は赤くなってたのに僕は気づいた｡




「真奈ちゃん｡真〜奈ちゃん｡」




やっと気づいてこっちを見る真奈ちゃん｡




「あっごめんね｡聞いてなかった｡」




「なんだよ｡ゆうたｼｮｯｸ｡
またｸﾗｽ一緒だね｡」



受付で先週の結果をもらったんだ｡
もちろん落ちた｡