白い月〜destiny〜
「宮川は…彼女に恋愛感情を持ってるのか?」


「俺はガキの頃から美月を知ってるんだぜ?今さら恋愛感情なんてもてるかよ。」

そう言って宮川は笑ったが 美月の事を話す時の目がとても優しいことに僕は気付いていた。


それから宮川は真剣な目でこう言った。

「いいか。これからお前達二人がどうなって行くのかはわからないが…絶対に美月を傷つけるなよ。まあ お前なら大丈夫だと思うがな。」


僕は「わかってるよ」とだけ答えて コーヒーを飲み干した。

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