〈企〉キス、キス、キス
「あっく」


次の瞬間、

私がずっと願っていたことが起こった。


あっくんに抱きしめられたんだ。


あっくんの手の力は今まで感じたことないくらい強くて少し痛かったけど、そんなことより私はなにより嬉しかった。

嬉しかったんだ……。


今まで片思いで、

私の気持ちなんて届かないって思ってたのにさ。





あっくん…

こんなのって反則だよ?


「俺、

もうダメ………


椎菜キスしていい?」
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