愛のひとかけら
「楓!!生徒指導室に来なさい」

あやが机に鞄を置くか置かないかの間に、生徒指導の東先生が教室に入って来た。

「分かりました」というあやの返事も聞かず、手首を掴んでぐいぐい引っ張って行く。

「痛…」
でも大丈夫、こうなることは分かってた。
それを覚悟して染めたんだから……
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