意地悪王子vs天然少女


「瞳~。今朝言ってた天然って髪の毛の話でしょ?」

「へっ?あれ?まな違うって。なに言ってんの?まなは、やっぱり天然だ~」

あれ?違うの?
訳わかんない。
なんでなんだろ。
じゃあなにが天然?

「じゃあなんなの?」

「はあ。性格よ。せ・い・か・く」

そんな馬鹿にした感じにいわなくても。
ってかまた恥かいた。
西之園君、隣にいるし。
恥ずかしいよお。

「西之園君ゴメンね。この子天然だから。」

「やっぱり。けど、髪の毛の天然と間違えるとかすごいね。」

なにがすごいんだああぁぁぁあぁー。
絶対引かれた。
もう合わす顔がないよ~。泣


「えっと。西之園君。ゴメンね?」

「なんで桐谷さんが謝るの?」

「引いちゃったでしょ?」
なんか涙目になってきた。

「引いてないよ。俺、そうゆう子好きだよ?」

えっ。
なんて言った?
好きって?
私のこと?




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