イケメン☆パーティー
5.カレ☆部屋


憧れの秋山さんとのキスに、あたしはボゥーッとのぼせてしまった。

さっきまで飲んでいたカクテルが効いたのかもしれない。

そのまま秋山さんに抱きかかえられるようにタクシーに乗せられ、マンションに連れていかれた。


タクシーに乗るとき、舜が待ってる、と思ったけれど、

思いのほか強引な秋山さんに逆らう力は、あたしにはなかった。

あたしはバッグの中のケータイの電源を切った。



マンションに着くと、キスされながらあたしはベッドルームにエスコートされた。

秋山さんの優しいキスに、あたしはまたうっとりとなった。


――その夜、あたしは秋山さんにすべてをゆだねた。


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