イケメン☆パーティー

朝を迎え、ベッドで体を起こすと、隣に寝ていた秋山さんの姿が見えなかった。

ベッドルームのドアが少し開いていて、キッチンの方からカチャカチャと食器の音が聞こえた。

コーヒーのいい香りも漂ってきた。


あたしはそばに脱ぎ捨ててあった秋山さんのYシャツを羽織り、キッチンへ向かった。


「おはよう」

秋山さんに爽やかに声をかけられ、あたしも挨拶を返した。

「おはようございます……」


秋山さんは手にしていたカップとコーヒーサーバーを置くと、近づいてきてゆったりあたしの腰に両腕を回した。


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