イケメン☆パーティー

「ふだんとヘアスタイルもメイクも違って、なんか別人みたいだな」

色っぽい目つきで言われ、なんだかドキドキしてきて、あたしはわざとふざけて答えた。

「えー、それってふだんは全然ダメってことですかぁ?
それとも、今日は化粧濃すぎって言いたいんですかぁ?」

あたしがちょっとふくれてみせると、秋山さんはフッとほほえんで、あたしに顔を近づけて囁いた。

「ふだんは可愛い妹みたいだと思ってたけど、今日は何だかセクシーで他の奴らには見せたくない気分だよ」

「えっ」


うわ、秋山さん、直球過ぎ!

あたし、今、きっと顔真っ赤だ……


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