イケメン☆パーティー

でも、どう考えても新入社員の給料で住めるレベルの部屋じゃない。


「舜って何者?」

今日ずっと聞きたかったことをあたしは質問した。


舜はリビングのソファにあたしを座らせ、自分も隣に座って言った。

「とある会社のトップの道楽息子」

「それって……
どこかの会社社長の御曹司ってこと?」

「そんなたいしたもんじゃないよ。
俺は三男だから好き勝手やってるし。
ただ親父とお袋がくれるっていうからこの部屋は貰ったけど」

驚いた。

あたしみたいな庶民とは次元が違う。

「そんなセレブだなんて知らなかったよ!」

「ああ、誰にも言ってないし」


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