イケメン☆パーティー
それにしても……
「なんで?」
「何が?」
聞きたいことはたくさんあった。
なんでセレブなのに、うちみたいな小さな会社にいるのか。
なんで誰にも正体を明かさないのか。
そして、なんで今夜あたしに正体を明かしたのか。
しかし、あたしは驚きすぎて、何から質問すればいいのか混乱していた。
「かりん」
「ん?」
そんなあたしに、舜が手を伸ばしてきた。
頭を撫でられ、肩を抱かれた。
あたしは舜に引き寄せられ、舜の肩に頭をもたせかけた。