イケメン☆パーティー

その夜、あたしは約束どおり秋山さんの部屋を訪れた。


「はい、お土産。
気に入ってもらえるかわからないけど」

もらったのは、あぶらとり紙やソープ、ハンドクリームなどの詰め合わせだった。


「出張先で、その店が若い女性に人気だって教えてもらったんだ。
あぶらとり紙が有名らしいんだけど、店員さんにほかのもあれこれ勧められて。
迷ったんだけど、結局いろいろ買っちゃったよ」

苦笑いしながら話す秋山さんにあたしは笑顔でお礼を言った。

「ありがとうございます。
このお店のスキンケア商品、雑誌で見たことあります。
嬉しいです。
大切に使わせていただきます」

「喜んでもらえたんなら良かった」

ほっとした表情で微笑む秋山さんを見て、あたしは胸が温かくなった。

秋山さんが、こんな女性向けの品物ばかりのお店であたしのために選んでくれたのかと思うと嬉しかった。

あたし、やっぱり秋山さんが好きだ。


でも、あたしは昨日舜にしたのと同じように、秋山さんにも交際を断る話をするつもりだった。


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