イケメン☆パーティー

あたしがしつこく何度も断ると、やっと水野さんは折れてくれた。


「本当に平気?」

「はい」

「わかった。
じゃあ、タバコ買いに行くついでに下まで見送るよ。
それくらいはいい?」

「はい」

あたしが微笑むと、水野さんもしぶしぶといった表情で苦笑いした。


あたし達は、一緒にエレベーターに乗り込んだ。

1階につき、ロビーを出たところで、近くのコンビニへ向かう水野さんと手を振って別れた。


水野さんを見送り、あたしは駅へ向かうため、ホテル前の横断歩道で信号が青に変わるのを待った。

すると……


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