愛しい君へ
美「詩織・・・?どしたの…?」

顔を上げると美城が心配そうな顔で私を見ていた。


詩「なんでもないよ!
  てかドコがいーのさー」

美「ドコって…ンなことわかんないよォ‥
  ただ、好きって感じ。」



ズキン


詩「そ…そっかァ…
  がんばれ!!応援するし!」

美「ありがとー!」




小学生のある日。


細く長く続いていた私の恋は



無垢で純粋な美城の手に千切られた。
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