愛しい君へ
なんだかんだ騒いでいるうちに入学式。

そう、君との出会いは、この日。


あなたは、頭がよくって、試験で一位だったから、新入生代表の挨拶をすることになっていました。
正直、最初はいい印象をもってなかったよ。

小学校でも色々噂があったから。

「不細工」だとか、「ナルシスト」だとかね。笑

まさか、そんなあなたの事を好きになるなんて、このころは思っていなかった。

だってこの頃は、私は初恋中。

ただ一人の事を想って、想って、想って。

想うことで自分らしくいられた。

そんな季節だったから。
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