俺様王子の秘めゴト
2、犬卒業します!!

予兆

「おはよー………」











力なく、席に座る。










翌日のこと。









「あら、酷い顔。」









隣の席の茜さんがくすりと笑う。









なんか…嬉しそう。









てか楽しそう。









「何故笑う。」



「面白いから。」










やっぱりか…。









「あの、茜…」


「何が合ったのか聞いてほしいの?」









にたにた笑いながら話してくる。









「いや…その笑いを止めて頂きたいのですが…」









「良いわよ!聞いてあげるから話しなさい!」









あの…話が噛み合ってません…。








「あの…茜…さん…。」



「さぁ!早く話しなさい!仕方ないから無償で聞いてあげるわ。」










…さいですか。









女王様な茜さん。









私はため息を溢し立ち上がった。









「ここじゃ、ちょっと…」








暴君の話しなんて教室で出きるか。








「あら、教室でできない話なの?いやらしっ。」








おいっ!!









「違うから。」









再びため息をつき、椅子に座り直す。








なんかもう良いよ。









元々最初から茜のことなんて当てにしてないし。







むしろ相談しようなんて思ってなかったし。


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