スキ。
「けー…、ご」

あたしは瞬き出来ずに圭吾の顔を見る。

そっか、二組移動教室だったもんね。

「ンだよ、そんな顔して。何かあったのか?」

優しく問い掛けてくれる圭吾に、あたしは小さく首を振る。
そんなあたしにそうか?なんて圭吾が。ちょっと心配そうな顔。
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