運命のヒト
次の日、健二が水嶋を呼び出した。


二人は、中庭に向かっていた。

中庭で何か話してるみたいだ。


健二は俺に任せとけって言ったけど、一体、何を話してるんだよ?

俺には、あいつの行動がさっぱり分からねぇ。


俺は、教室から二人の姿を見ていた。


しばらくすると、健二が帰ってきた。



「桃子に話したぞ!」

俺の横に座るなり、そう言ってきた。


「話したって、何をや?」

「お前と美鈴が別れたこと!」

「・・はぁ・・・?」


どういうことや?


何で、そんなこと話したんや?


「もしかして、俺が水嶋のこと好きなこと
 言うたんか?」

「アホか!!そんなこと言うてないわ。
 それは、お前が言うことやからな!」

「じゃぁ、何で・・・」


俺がそう言うと、健二が話してくれた。


俺と神田が別れたこと、その理由は今は言えないけど、何かあったら言ってくれって。

話したことは、それだけだって健二は
言った。


健二がここまでやってくれるのは、たぶん健二も水嶋のことが好きだからだろうな。


まさか、健二まで水嶋のことを好きになるとは思ってなかった。


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