運命のヒト
「健二、お前な、水嶋のこと桃子って
 呼びすぎなんじゃ!」

「はぁ?別にいいだろ!?
 ってかな、何か分かってきたわ。
 お前が、桃子に惚れたわけが・・・」

「なんや、それ・・・」


健二と水嶋は、すげぇ仲よくて・・・。

初めは、水嶋が健二のこと好きになったんじゃねぇかって思った。


でも、水嶋は俺のことが好きって判明した。


マジですげぇ嬉しい!!


でも、健二は明らかにおかしい。

俺が水嶋のこと好きになった時は、すげぇ反対してたくせに・・・。

あんまり好きじゃねぇ・・・とかって言ってたくせに。

今じゃ、水嶋のこと桃子、桃子って・・・。


健二も水嶋のことが好きになったんじゃねぇのか?

そう思って、聞いてみた。


「まさか、お前も水嶋のこと・・・」

俺が聞く前に健二が違ぇよ!って否定した。


「そんなわけないだろ!
 桃子はいい奴やっていうんが分かった
 って言うてるんや!
 俺はお前らの味方やからな! 
 俺はお前らを応援しとるけんな!」


健二はそう言ってくれたけど、俺には分かる・・・。


健二も水嶋のことが好きだと思う・・・。


健二が水嶋を見る目は優しい。

大事にしていることも伝わってくる。


どんなに隠したって、俺には分かるんだよ。


俺とお前の付き合いは長いんやからな。

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