運命のヒト
「ちょ、それ貸して~」

俺は、水嶋の手から指輪を受け取ると、右手の薬指に付けてやった。

サイズ、小田に聞いててよかった。


「ぴったり~!!!」

指輪は水嶋の薬指にぴったりだった。

水嶋の喜んでいる顔を見れて嬉しいし。

すんげぇはしゃいでるし・・・。



「何で、サイズ分かったの?」

やっぱ、そう来たか・・・。

仕方なく、小田に聞いたことを話した。


「でも、断られんくてよかった~。
 マジですげぇ嬉しいし!」

「断るわけないよ・・・。
 だって私、ずっと前からゆぅ君のこと好き
 だったもん!!」

俺、すっげぇ幸せもんかもしんねぇ~。


「マジかよ!?
 俺、初めな、水嶋は健二のことが好きなん
 じゃねぇかって思ってたし」

「何で?そんなことあるはずないよ~」

「だってな、水嶋と健二ってすげぇ仲いいし、
 俺、嫉妬ばっかしとったし・・・」

思ったことを、何でも話した。


「健ちゃんは友達だよ。
 私が好きなのはゆぅ君なの~」

水嶋がかわいいこと言ってくれるから、思わず抱きしめてしまった。

「俺のせいでいろいろ言われとったし、
 これからもそんなことがあるかもしれねぇ
 けど、俺が守っていくからな!」

「うん!!!」

「だから、何でも俺に言えよ?」

「うん!!!」

水嶋は笑顔でそう答えてくれた。


「水嶋は俺の彼女になったんだよな?」

「うん。私、ゆぅ君の彼女かぁ・・・」


俺達は、やっと、恋人になれた。


< 97 / 177 >

この作品をシェア

pagetop