運命のヒト
「私もね、ずっとゆぅ君のこと好きだった。
 でも、周りの目とか気にしてて、
 ずっと隠してたの・・・」

俺は、その言葉を聞くと、さっきまでの不安な気持ちが吹っ飛んだ。

気付けば、水嶋のことを抱きしめていた。


やっぱり、小っせぇ身体。

ずっと、触れたかった。

ずっと、抱きしめたかった。

これからは、ずっと一緒にいれるんだよな?


「俺のこと好きってホンマか?」

「うん!!」

俺の問い掛けに、笑顔で答えてくれた。

「よかった~、俺、大事にするけん!!」

「私も、ゆぅ君のこと大事にするよ!!」


俺の告白は見事成功だった。

さっきの涙は、水嶋いわく嬉し涙だったらしい。


泣き止んだ水嶋は握ったままの箱を指差して俺に聞いてきた。

「コレ、開けてもいい?」

「いいよ~」


・・・箱の中身は指輪。


今、思ったけど、告白に指輪渡されるってすんげぇ重たくねぇか?

やばいかもしれねぇ・・・そう思った瞬間、ありえねぇぐらいでかい水嶋の声がした。

「指輪だぁ~!!」


たぶん、そこら辺まで響いていたと思う。

水嶋は、思ったよりすげぇ喜んでくれた。


ってか、かなり喜んでいた。

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