DOLL・・・ ~秘密倶楽部~

数日後...

抱えていたドラマが無事
クランクアップを果たし
次のPV撮影まで まる2日
お休みがもらえた柊音は
跳ねるように家に帰る


「乙羽、準備出来てる?」


「...ぅん
 
 でも...
 本当にいいの?」


「今、行かなきゃ
 今度はいつ行けるか
 分かんないし...」


そう言い柊音は
急いで乙羽を助手席に乗せると
空港へ向かって走り出す

前回同様ギリギリの滑り込みで
飛行機に乗り込んだ乙羽と柊音

やはり離陸と同時に
眠りに落ちていく柊音


 疲れているのに...
 いつもありがとう...


そっと柊音の手を握る乙羽


















「柊音...
 着いたよ...」


身体を揺すられ目を覚ますと
飛行機はもう空港に着き
降りる乗客が通路に立っている

柊音は「んんー」と
大きく伸びをし
帽子を深々とかぶり直す


「もぉ、着いたんだ」


「クス、ぅん」


二人はすぐにタクシーに乗って
乙羽の家族が眠るお墓へ向かう
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