DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
ハッ...
目を覚ますと
部屋の中にはオレンジ色の
西日が射し込んでいる
「...もぅ、こんな時間?」
乙羽が慌ててリビングへ出ると
そこには息を切らせた柊音が
立っていた
「ぉ、ぉ帰りなさい//」
恥かしそうに髪を整える乙羽
「ハァ..ハァ... ただいま」
「...ぁの
...大丈夫?」
「何が?」
一瞬、とぼけてみせたものの
不自然だと思ったのか
「何か..急に...
不安になっちゃって...」
そう言い
不器用にはにかむ
「?」
「また...
暗い部屋ン中で
森ちゃんが一人で...って考えたら
何か...//」
...//
「ぃやっ//
ぁの、ほらっ!!
俺、昨日スイッチの場所とか
教えてなかったし...ァハハ」
照れた様子であたふたと
しゃべる柊音は
こんなあたしに本当に
気を遣ってくれる
「クス//
ホントだ、スイッチの場所
聞くの忘れてた...」
「だろ?
だから慌てて...」
コロコロと笑う乙羽に
安心した様子を見せる柊音
「昨日より
だいぶ顔色がいいね
ちゃんと眠れた?」
「ぇ//」
真っ赤に染まった頬を
両手で覆い隠す乙羽
「ぁたし...
そんなにヒドかった?」
「ぁぁ、もぅそりゃ
ゾンビみたいに...」
「ゾンビ?
ひっど~い//」
緊張や不安が
柊音の優しさによって
少しずつほどけていく
「やっぱ、笑うと
スゲェ! かわいい♪」
「//」
軽く笑いながら言う柊音に
乙羽は顔を赤らめ下をうつむく