ツンツンデレ彼女



森田は泣いていた。



「………うぅっ、ひっく。嫌いです。先生なんか大嫌い。大……っ嫌いですっ………」



予想以上に森田が泣く姿は可愛くて………そして、俺の胸を痛め付けた。



気付いた時には自然に体が動いてた。



「せ………んせっ……。は、離してっ!!嫌いですっ!!大嫌いっ!!」



俺の腕の中でもがく森田。



あほやな、森田。



そんなん俺のこと好きや言うてるようなもんやで。



「森田…………」



眼鏡を外しキスしようとする俺。



キュン。



こいつ………眼鏡なしやったら可愛すぎやろ。



いや、眼鏡あっても可愛いけど。



やばいねんけど。



もう無理。



唇の距離3㎝。



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