黒板とノートと三角定規
「や〜も〜あの店員凄かったね」

今さっき、レイプされそうになってた癖に、もう男の事で頭がいっぱいになってるようだ。


切り替えが早いというか…

めげないと言うか…

時々、この明るさがうざく感じる事がある。


「ったく…本当気をつけてよね!
かったるいんだからさ。」


「ふ〜んだ。どうせ美香助けてくれるじゃんね。


「毎回って訳には行かないんだよ?」


足早にカラオケ店を、後にして適当に、歩きだしていた。

むせ返るネオンの空気に脳が痺れていた。



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