黒板とノートと三角定規
「また、頼むよ。」


そう言って、禿げ上がったオヤジから、5万・・



右手の中に握らされて、そそくさと、オヤジは部屋を後にしていったんだ。




「ったく・・めんどせぇ・・」





なぜ、ウリをしてるかだって?



理由なんて何もない。




ただ、なんとなく・・





お金も欲しかったし・・





おしゃれな洋服だって欲しい。




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