【詩集】巡伴記

口をすぼめて



ピアノを弾くには
手が小さいし

ギターをやるにも
指が短い


そもそも音符さえ読めない
ボクだもの

楽器なんてものには
縁がないんだ



でも一つだけ

音を奏でるとっておきが
一つだけあるんだ



口先をチョットとがらせて
息を吹けば

ボクのどんな想いも
メロディになる


部屋の中でも

空の下でも

どんな所だって
ステージにして

君を笑顔に変えるんだ



外はいい天気
どこかに出かけようか





ねぇ 今日は何を聴きたい?


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