【短】超軽男
急にふわっと家中さんの香りがした。


「い、家中さん?」


「泣くのは俺の腕の中だけだって言わなかったっけ?」


「うん…ごめんなさい…」


二人がキスしてるの見たときに、止まらなくなっちゃったんだもん。




「キスしてい?」


耳元で囁く家中さん。


「……家中さんのいじわる」


わかってるくせに。


「翔梧って呼んで」


「しょーご…?」


そう口にしたとき、あたしの唇は塞がれた。


何度も何度も重なる唇。




あたしは今…すごく幸せ。
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