148㎝の王子様

☆束莎の恋

ときは過ぎもう本格的な秋になっていた。

「加藤さん。話したいことがあるからちょっといいかな?」

「あっはい…!」

束莎は先輩と教室を出ていった。

「今日で何回めだろ…」

そう。束莎は毎日のように告白されている。

正直ちょっとうらやましい……なーんてね。

そんなこと考えちゃいけないっ!!

「でも束莎なんて言って断ってんだろ…」

なんか気になってうずうずしてきた。

「よーし…!!」

束莎の告白覗いちゃお★大作戦!!

あたしは勢いよく教室を出ていった。


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