148㎝の王子様
「うーん… どこだろ」

とりあえず告白といえば定番な裏庭にきてみたけど……

なかなかみつからない。

「やっぱり… 違うのかなぁ…」

とそのとき…

「俺、加藤さんが好きなんだ…。付き合ってくるないかな?」

かっ加藤?!あっちだ!あたしは声のするほうに勢いよく走った。

いた!!!!

急いで隠れる。
束莎はなんて断るんだろう……

「………あの…。すいません…好きな…人がいるんです」

「…そっか。わかった。でも一つだけ聞いていぃ??」

「あっはい…。なんですか??」

「好きな奴がいるってのは、断る口実じゃなくてほんとのことだよね?」

束莎はなんて答えるの…?
手には汗をかいて、心臓はバクバクいっている。


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