ナルシストの隣
どんなに揺すっても反応はなく微かに吐かれていた白い息もでなくなった――

こんなに温かいのに、もうこの世にはいないの?

ねぇ、

さっき何で笑ったの?

私まだ話したい事がたくさんあるんだよ。


嘘だと言って笑ってよ…


泣き腫らした顔で、下に横たわっている恵を見つめていると、またあの声がした。

「…こ…の人、誰な…の。何…であん…たが生…きてん…の…よ」

声がした方を振り返ると、見覚えのある顔。


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