ナルシストの隣

僕が埋めてあげる

一週間後、写真が出来上がったと連絡をもらい社長に会いに行った。

社長室の中には、檜山さんもいてやぁと声をかけられ写真を手渡された。

写真を見ている私に、よく撮れてるでしょと問いがありはいと笑顔で答えた。

「今、よく撮れてるって認めたよね?」

念を押して聞いてくる檜山さんに首をかしげながら、またはいと答えた。

「じゃ、一緒に来てくれる?」

そう言って、私の手を引いて歩きだしその光景を社長は笑いながら見ていた。

何?どこに行くの?

車に乗せられ走る事、十分。

着いたと言われ、当たりを見渡すと駅前だった。



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