2/3友達
「じゃあな。また明日も来るんだろ?」

「ああ、うん。たぶん来る。」

「多分じゃなくって、必ず来いよ。受験まであっという間だぞ。」

「うん。わかった。」


こんなたわいもない会話に、気持ちがほっこりする。

また、そばにタイスケがいてくれる。

以前のように。


以前と違うのは、タイスケに彼女がいるってこと。


「ハルナちゃんによろしくね。」

私は手を振ってタイスケに背を向けた。

「おう。」

背中にタイスケの小さな声が聞こえた。


『おう。』だって。

しばらく二人で会わないなんて言ってたけど、連絡はちゃんと取るんだね。

ふぅ。

そりゃそっか。

付き合ってるんだもん。


さっきまでの爽快な気分は一気にしぼんだ。

こういう気持ちになるのは最初からわかってたはずじゃない。

それを承知でここに来たんじゃない。

頭ではわかってるのに、割り切れない自分。

格好悪い。
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