2/3友達
その点、カツヤは私を女性として意識してくれてるんだろうね。
だからこんな甘い映画。
その気持ちはうれしいんだけど、正直見たい!と思う映画は一つもなかった。
「んん、どれもおもしろそうだね。カツヤはどれがみたいの?私はどれでもいいし。」
「あ。そうっすか?じゃ、これなんかどうでしょう?」
「うん。いいよ。なんかカップルばっかりいそうな内容だけどさ。」
「そ、そうかな。じゃ、とりあえず映画館に向いましょうか。あと30分で始まるみたいだし。」
私はうなずくと映画館の方へカツヤと並んで歩き出した。
その瞬間、私の右手がふわっと大きな手に包まれる。
あ。
カツヤが私の手をにぎっていた。
少し驚いて、カツヤの方を見た。
カツヤは頬を染めながら、照れ笑い。
「嫌っすか?」
いや、いきなり?ってびっくりしただけだけど。
「嫌っていうか、びっくりした。」
「じゃ、いいですよね。このままで。」
「うん。」
ふぅ。
ドキドキした。
さすが、っていうか。
こういうところは女性に慣れてるのかもな。
タイスケなんて、あんなけ一緒にいて、絶対手なんかつないで一緒に歩くことなかったっけ。
いやいや、タイスケのことなんて、どうだっていいんだから。
だからこんな甘い映画。
その気持ちはうれしいんだけど、正直見たい!と思う映画は一つもなかった。
「んん、どれもおもしろそうだね。カツヤはどれがみたいの?私はどれでもいいし。」
「あ。そうっすか?じゃ、これなんかどうでしょう?」
「うん。いいよ。なんかカップルばっかりいそうな内容だけどさ。」
「そ、そうかな。じゃ、とりあえず映画館に向いましょうか。あと30分で始まるみたいだし。」
私はうなずくと映画館の方へカツヤと並んで歩き出した。
その瞬間、私の右手がふわっと大きな手に包まれる。
あ。
カツヤが私の手をにぎっていた。
少し驚いて、カツヤの方を見た。
カツヤは頬を染めながら、照れ笑い。
「嫌っすか?」
いや、いきなり?ってびっくりしただけだけど。
「嫌っていうか、びっくりした。」
「じゃ、いいですよね。このままで。」
「うん。」
ふぅ。
ドキドキした。
さすが、っていうか。
こういうところは女性に慣れてるのかもな。
タイスケなんて、あんなけ一緒にいて、絶対手なんかつないで一緒に歩くことなかったっけ。
いやいや、タイスケのことなんて、どうだっていいんだから。