【キミに伝えたくて…】~執事に恋したお嬢様~


「どうぞお気になさらずに。

私は見習い執事でございます。こちらの寮に寝泊まりなど…滅相もございません」


…え?

真宝と一緒に住んでるんじゃないの!?!?




「箕島は執事学校の寮に入っているのよ」


口を開いたのは、この部屋の主

あたしを泊めてくれた、心配性のお嬢様。




「そう、なんだ…」


「だから何の遠慮もいらないわ。好きなだけ、ここを使って?」




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