ENGAGEMENT RING-結婚指輪-

Chance


今日は月曜日。学校初日だ


やっぱ月曜は緊張するな〜


休みの間でみんな結構変わったな〜


「真琴!!?その髪どーしたの!?みんな噂してるよ!新垣さんイメチェンしたの?ってさ〜!もうあんたって子は〜〜」


アハハ・・・さすがに堪えるなぁ―・・・


「まーこーとー!!!学校一緒に行くって言ったじゃん!忘れたのかよ〜!」
萄哉は、膨れてショゲた。


「ごめん!ごめん!忘れてた!!明日は一緒に行こ?ね?」


あ!!私としたことが!!!!!!


自ら、萄哉との関係をバラしてしまった


「まーこーとー!!?ちょっとどー言うこと!?ぬけがげしたね!!?許せなーい!!とっちめて、今までのことを吐かせろ〜!!」


「お〜〜〜〜う!!!!」


うっわ〜すっげー団結力!!


やめてよ〜もぉ〜〜!!勘弁してぇ〜〜!!!


「奪還成・攻☆☆やったね!俺天才っ☆☆」


調子よく私を抱えて一目散にあの思い出の場所に直行した


「ねぇ・・・?萄哉また発作起こすよ・・・??」


「大丈夫!!俺この頃調子いんだよ!だからまこは一切心配しなくていいよ」


そのコトバは優しすぎて・・・そんなコトバを耳にするたび萄哉を遠くに感じちゃう


「もう一生私を離さないで・・・」


「言われなくても離さねーよ・・・誓ったろ?一生離れないってさ」


癒えない痛みに悲しみであなたの心は大丈夫??


私はこの現実を受け止めて逃げ出さないよ


『 必ず。』


だけど、自信と決まって一緒に感じる不安


繋いだ萄哉の手をいつか無くしてしまうのかな?


薄れてゆく萄哉の微笑みと


萄哉を守りたいから


心の奥で私の名前を呼ぶ萄哉の声が


次第に弱々しくかすれてゆく


度に私は思うの


『萄哉が助かるなら私はどうなってもいい』と


だけど、萄哉はそんなこと許してくれる筈もない


"死ぬなら俺だけで十分だ"なんて言ってさ


萄哉は私の前で弱音を吐いたことはない


ただ、毎日一緒にいたら嫌でも分かる


萄哉の弱さや強さ
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